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NHKのブラジルと日本の移民100年のドキュメンタリーを見ていてふと思ったこと。
向こうの生活は知っているからいえることなんだけど、たしかに近年はブラジルは急成長して国は豊かになってきたと認める。
でもそれでもたくさんの人たちは大学にはいけない、小学校さえまともに通えない人たちがいるのに
職を探すには最低でも高校を卒業していなければいけない。
工場の作業員としても。
それはまだ字が読めないと困るとかそういった理由をあげればまだ納得できる。
でもゴミ収集者は?マルガリーダと呼ばれる道路を掃除する人たちは?
この人たちは無理に高校卒業する必要はないんじゃないのか?
ほうきと塵取りもってゴミを集めるだけの仕事。そんなの4歳の子供でさえできるのではないか?
あまりにもチャンスのない国だ。
出稼ぎたちはそんな高校卒業していない人たちが多い(特に2世は)。
そんな彼らが母国に戻ってきたときに職を探せるよう「ただいまプロジェクト」なんてのがあるけど、
それってただ彼らの稼いできたものを取ろうとしているだけではないのか?
そんなプロジェクトに参加してお金払っていざ仕事探すぞ!と思っても「あなた高校卒業していませんね…」で
終わってしまう。そしたらまた出稼ぎに日本へ行くしかなくなってしまう。
家族と遠く離れている時間の方が一緒にいる時間より長いってのはどうなの?
父親の顔すらまともに見たことない子供たちがたくさんいるって事にすごく心が痛い。
そして、奥さんとも子供とも母とも離れて暮らしていて、一生懸命働いているのに貯金はぜんぜんできない。
ドルの値下がり。物価の値上がり。出稼ぎ者たちをただたんに苛めているだけにしか思えない。
一家族を見せていて、69歳のおばあちゃんがこれ以上孫たちを出稼ぎに行かせたくない。
学校に行ってもらいたいという気持ちで毎日お弁当作って100キロ近く自転車で売りに出ている。
でもやっぱ貧しい人たちの多い町だから売れ行きはよくない(米や肉などの値上がりで作るほうも大変)。
最後の手段として夜にそのお弁当を持って400キロ以上離れた首都まで売りに行くことだった。
首都ならもうちょっとましだろうという考えだったんだろうね。
どうなったわからない。
でもきっとおばあちゃんの思いは届かないと思う。
孫たちは出稼ぎにくることになるのではないかと思った。
それは無限に続くのだろうと。
そんな中で思ったのが70になってゆっくりと休むことすらできない。
それこそ死ぬまで休めないといった生活でぜんぜん幸せじゃないだろうって。
生活が苦しくなれば一緒に住む家族との会話は愚痴になることが多いだろう。
そんな生活が幸せなはずなんてない。
ブラジル人は異常なまでに神を信じている。
何かあれば神様に感謝し、神様に願い事をする。
でも、本当にその神って存在するのだろうか?
本当に私たち人間を愛してくれているのだろうか?
人は皆神の子。教会へいけばかならずそこの神父さんが言う言葉。
私たちが神の子ならどうしてこうも辛い思いをしている人たちがおおいのか?
親は子に無限の愛を与えてくれる存在じゃないのか?
どん底まで落ちた子たちに手を差し伸べてくれる存在じゃないのか…
同じように悪魔に魂を売ることはいけないことだと教えられるけれど、もし、明日食べるものもなく、薬も買えない、
でも借金は増える一方の生活になったときに悪魔が手を差し伸べてくれたら…一時的な幸せと引き換えに今の苦しみを全部終わらせてくれるとしたら?
人間はその手を取ってしまうのではないだろうか。
たしかに、同じ条件で神と悪魔が同時に手を差し伸べてくれれば人間はまよわず神の手を取るだろう。
でも人間がもがき苦しんでいてもつめの垢さえも差し出してはくれない。
人間はなんとかして生き残ろうと必死になるだろう。生きるためならなんだって誰だっていいと思い始めてしまう。
そんなときに偽りの幸せを手に悪魔がやってきたら…
人間は偽りだと知っていても手を取ってしまうのではないだろうか。
神が本当に人間を愛しているならどうしてこうも辛い生活をしている人間が多いのか。
どうして真面目に働き、真面目に生きている人間は辛い思いをし、政治家のように汚いやつらがいい思いをしている。どうして神はそれを許している。
どうしてそんな貧しい人たちは神の存在を信じ、生活が豊かなにならない。
どうして汚い金持ちの人間は神を崇めていなくても贅沢三昧な生活ができる。
本当にこの世に神なんて存在するのだろうか?
本当に神は私たちを愛してくれているのだろうか?
本当に悪魔の手を取るのはいけないことなんだろうか?
この世界に生きていて本当に私たちは幸せなんだろうか…
ますます分からなくなってしまった。
貧乏くじを引いて生まれてきたものは死ぬまで貧乏なのか。
この世界には夢も希望もありはしないのか…
本当に神が存在するならばどうかあなたの子たちに救いの手を。
贅沢な暮らしなんて誰も望まない。
せめていつかあなたの元へ行くまでの間、〝普通〟に暮らすことができればそれでいい。
毎日のパンがあり、毎日の水があり、寒さをしのげる屋根と仕事と年に一度は家族揃って出かけるだけの貯金。
最低限のものを払えるだけの富。
あなたが本当に存在するならばその証として貧しく辛い思いをしているあなたの子供たちにその手を差し伸べてください……
生きていることが幸せだという証拠を一つだけでいい。ください……
----------------------------------
追記:
政治家と書きましたが、汚いことをやっているのはほんの一部であることを追記します。
真面目に働いている政治家もたくさんいることを忘れないでください。
(指摘される前に思い出してよかった・苦笑)
向こうの生活は知っているからいえることなんだけど、たしかに近年はブラジルは急成長して国は豊かになってきたと認める。
でもそれでもたくさんの人たちは大学にはいけない、小学校さえまともに通えない人たちがいるのに
職を探すには最低でも高校を卒業していなければいけない。
工場の作業員としても。
それはまだ字が読めないと困るとかそういった理由をあげればまだ納得できる。
でもゴミ収集者は?マルガリーダと呼ばれる道路を掃除する人たちは?
この人たちは無理に高校卒業する必要はないんじゃないのか?
ほうきと塵取りもってゴミを集めるだけの仕事。そんなの4歳の子供でさえできるのではないか?
あまりにもチャンスのない国だ。
出稼ぎたちはそんな高校卒業していない人たちが多い(特に2世は)。
そんな彼らが母国に戻ってきたときに職を探せるよう「ただいまプロジェクト」なんてのがあるけど、
それってただ彼らの稼いできたものを取ろうとしているだけではないのか?
そんなプロジェクトに参加してお金払っていざ仕事探すぞ!と思っても「あなた高校卒業していませんね…」で
終わってしまう。そしたらまた出稼ぎに日本へ行くしかなくなってしまう。
家族と遠く離れている時間の方が一緒にいる時間より長いってのはどうなの?
父親の顔すらまともに見たことない子供たちがたくさんいるって事にすごく心が痛い。
そして、奥さんとも子供とも母とも離れて暮らしていて、一生懸命働いているのに貯金はぜんぜんできない。
ドルの値下がり。物価の値上がり。出稼ぎ者たちをただたんに苛めているだけにしか思えない。
一家族を見せていて、69歳のおばあちゃんがこれ以上孫たちを出稼ぎに行かせたくない。
学校に行ってもらいたいという気持ちで毎日お弁当作って100キロ近く自転車で売りに出ている。
でもやっぱ貧しい人たちの多い町だから売れ行きはよくない(米や肉などの値上がりで作るほうも大変)。
最後の手段として夜にそのお弁当を持って400キロ以上離れた首都まで売りに行くことだった。
首都ならもうちょっとましだろうという考えだったんだろうね。
どうなったわからない。
でもきっとおばあちゃんの思いは届かないと思う。
孫たちは出稼ぎにくることになるのではないかと思った。
それは無限に続くのだろうと。
そんな中で思ったのが70になってゆっくりと休むことすらできない。
それこそ死ぬまで休めないといった生活でぜんぜん幸せじゃないだろうって。
生活が苦しくなれば一緒に住む家族との会話は愚痴になることが多いだろう。
そんな生活が幸せなはずなんてない。
ブラジル人は異常なまでに神を信じている。
何かあれば神様に感謝し、神様に願い事をする。
でも、本当にその神って存在するのだろうか?
本当に私たち人間を愛してくれているのだろうか?
人は皆神の子。教会へいけばかならずそこの神父さんが言う言葉。
私たちが神の子ならどうしてこうも辛い思いをしている人たちがおおいのか?
親は子に無限の愛を与えてくれる存在じゃないのか?
どん底まで落ちた子たちに手を差し伸べてくれる存在じゃないのか…
同じように悪魔に魂を売ることはいけないことだと教えられるけれど、もし、明日食べるものもなく、薬も買えない、
でも借金は増える一方の生活になったときに悪魔が手を差し伸べてくれたら…一時的な幸せと引き換えに今の苦しみを全部終わらせてくれるとしたら?
人間はその手を取ってしまうのではないだろうか。
たしかに、同じ条件で神と悪魔が同時に手を差し伸べてくれれば人間はまよわず神の手を取るだろう。
でも人間がもがき苦しんでいてもつめの垢さえも差し出してはくれない。
人間はなんとかして生き残ろうと必死になるだろう。生きるためならなんだって誰だっていいと思い始めてしまう。
そんなときに偽りの幸せを手に悪魔がやってきたら…
人間は偽りだと知っていても手を取ってしまうのではないだろうか。
神が本当に人間を愛しているならどうしてこうも辛い生活をしている人間が多いのか。
どうして真面目に働き、真面目に生きている人間は辛い思いをし、政治家のように汚いやつらがいい思いをしている。どうして神はそれを許している。
どうしてそんな貧しい人たちは神の存在を信じ、生活が豊かなにならない。
どうして汚い金持ちの人間は神を崇めていなくても贅沢三昧な生活ができる。
本当にこの世に神なんて存在するのだろうか?
本当に神は私たちを愛してくれているのだろうか?
本当に悪魔の手を取るのはいけないことなんだろうか?
この世界に生きていて本当に私たちは幸せなんだろうか…
ますます分からなくなってしまった。
貧乏くじを引いて生まれてきたものは死ぬまで貧乏なのか。
この世界には夢も希望もありはしないのか…
本当に神が存在するならばどうかあなたの子たちに救いの手を。
贅沢な暮らしなんて誰も望まない。
せめていつかあなたの元へ行くまでの間、〝普通〟に暮らすことができればそれでいい。
毎日のパンがあり、毎日の水があり、寒さをしのげる屋根と仕事と年に一度は家族揃って出かけるだけの貯金。
最低限のものを払えるだけの富。
あなたが本当に存在するならばその証として貧しく辛い思いをしているあなたの子供たちにその手を差し伸べてください……
生きていることが幸せだという証拠を一つだけでいい。ください……
----------------------------------
追記:
政治家と書きましたが、汚いことをやっているのはほんの一部であることを追記します。
真面目に働いている政治家もたくさんいることを忘れないでください。
(指摘される前に思い出してよかった・苦笑)
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