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10年越しの悪夢…

以下続きです。
「止めて!!」
「はははははは!!!」
男は私をすぐに殺す気はないのだろう。
何度も振り下ろされているはずなのにいまだにかすり傷一つないのだから。
「ちょっと!どうして誰も助けてくれないの!?」
「……」
すぐ横で私が殺されそうになっているというのにどうしてか誰もそれを気にする様子もなくテレビに夢中になっている。
一体どうして?その言葉しか思い浮かばない。
「あーはははは…ひひひ…」
なおも男は斧を振り落とす、が、当たる様子はない。
このままでは…そう思い、私は男に足払いをかけ、やつが倒れた隙にリビングから逃げた。
目指すはおばあちゃんの部屋。あそこには電話がある。あそこに逃げ、警察に助けを求めなくては。

「……お願い…出てよ…あ、もしもし!」
おばあちゃんの部屋に逃げ込み、鍵をかけ警察に電話をかける。
今までの出来事を話すと、警官はもうすこし辛抱してくれ。すぐに助けに行くといってくれた。
これで助かるんだ。そう思うと一気に体の力が抜けた。私はベッドに腰掛け、安堵のため息をもらす。

ドンドンドン!!
「そこにいるのは分かっているんだ!ドアを開けろ!!」
「もう止めて!どうしてこんなことを!?」
心臓が飛び出るのではないかと思うほど驚いた。
涙を流しながらドアの向こうの男に理由を尋ねてもやつは何も答えてはくれない。
ただドアを乱暴にたたき、開けろというだけ。
ああ、早く助けに来てください……

ドーン!
「きゃー!」
「今度こそ止めを刺してやるぜ!」
「いやー!」
男は斧を高く上げ振り下ろそうとする。
遠くからサイレンの音が聞こえるがそれはきっとすぐに消えてしまうだろう。
もう逃げられない…私は彼に、顔も見えない、知らない男に殺されるのだから……

「きゃあああああ!!」
自分の叫び声で目が覚めた。
ああ、夢だったのか…夢であったことに胸を撫で下ろし、額に浮かんだ汗を拭う。
ああ、なんていやな夢だったのだろう。でもこれが現実でなくてよかったわ。
「どうしたんだ?海癒気…」
「え?…あ、ああ……」
聞きなれた声。もしかして…そう思い私の隣を見てみると…
そこには心配そうに見つめてくる〝あの男が〟。
そして彼の手にはあの斧がしっかりと握られていた。


夢が現実に変わった瞬間だった……

といつも此処で目が覚めてしまうんですよね。
あのあと自分がどうなったのか気なるけど…同時に見たくないとも思ってしまう。
ただずっとこの夢が私に何を伝えようとしているのか、意味があるのかないのかが気になる。
なんせ毎年7月あたりになると決まって見る夢だから。
なのでどうしてもただの夢だと忘れることが出来ないんですよね。
だれか夢に詳しい方がいらしたら是非教えてほしいです。この悪夢の意味を。
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